お嬢様と執事さん


「じゃあルール説明するよ?お宝はこのホテルのどこかにあります。他にお客様はいないから、鍵がかかってない部屋は自由に出入りしていいよ。見つけたら千里せんせーに電話してね?」



おどけた調子で説明を始めた。



「あ、そうそう。なんでもありだからって、スタッフの人を脅したり怪我させたりしたら失格だからね?じゃあ宝探し始め~~!」



先生の合図でみんな動きだした。


「まずどこから探そう……」



「ん~…適当に部屋入って漁ればいいんやない?」


「じゃあ…ここ!」


一番最初に目に入った部屋を開けた。








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