僕は君の虜~甘め短編集~



誰と話してるの?


罪悪感など忘れて今度は不安にかられる



しかもなんか仲よさげ



「なんの話かな?」


僕はコツコツと近付いて、トンっと雪那ちゃんの肩に顎をのせた


「っ…!要先輩!」


「あ、やっと先輩に要つくてくれたんだ」


「っ……」



雪那ちゃんは俯いて、近くにいた男の子の後ろに隠れた


「あれ?どうしたの雪那ちゃん」


僕は予想外すぎる行動に、驚く



「っ…ごめんなさい」



だけど彼女はただ謝るだけで、理由を話そうとはしない






< 36 / 67 >

この作品をシェア

pagetop