僕は君の虜~甘め短編集~
Lesson・2
次の日僕は、昨日の事が頭の中をグルグル回りながら登校した
考えすぎて目の下にクマができちゃってるし
こんなになるまで悩んだのは初めてだよ
「ほんと、格好悪…。」
ブツブツ呟きながら廊下を歩いてると、僕の大好きな後ろ姿が見える
「…雪那ちゃん。」
慌てて僕は、いつもの余裕ぶった顔を作り近付く
近付くうちに見えてきたのは、昨日の彼
たしか…雅紀だっけ?
彼は僕に気付くと、雪那ちゃんを守るように引き寄せた