僕は君の虜~甘め短編集~

少女サイド





ふと、空を見るとポツポツと雨が降っていた


帰り道、私は傘をさす


まるで、グチャグチャになった気持ちを表すかのよいに雨は傘にぶつかってくる


私…先輩に酷い事を言っちゃった



『関わらないで』


その言葉を言った瞬間、先輩の表情が少し崩れた気がした


気のせいかもしれない


あのいつも笑顔な先輩が、私の一言で表情を崩すなんて


ピチャピチャと、水溜まりを踏みながら前に進むと人影が見える




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