僕は君の虜~甘め短編集~
いつもの余裕ぶった表情はなくて
要先輩の全てがさらけ出されているようで
私まで真っ赤になる
「…返事は?」
要先輩がおずおずと聞いてくる
「私も…私も大好きです!
要先輩。」
私が言うと要先輩はまた机に突っ伏した
「僕…意地悪だよ?」
「はい、わかってます。」
「格好つけだよ?」
「はい、それも知ってます。」
「独占欲…強いよ?」
「はい!
全部ひっくるめて、要先輩ですよ?
私はそんな要先輩が好きなんです。」
私はそう言って微笑む
すると要先輩は
「負けたよ。」
と言って、私の唇にキスをする
「でも、選んだからには覚悟しててね?」
また意地悪そうな笑みを浮かべて、こんどは熱い溶けるようなキスをした
深く、深く