*iinazuke~婚約者~*【完】
「黒崎となにがあったんですか」
黒崎・・・??
あ、北斗か
「なんでもないよ」
「そんな顔して何もないようには見えないけど」
「・・・」
「全部話してください」
・・・悪いのは私だもんね
「わかった」
そして私はすべて話した
キスがばれたこと
5日間付き合ってたこと
今日キスされたこと
そしていつの間にか泣いていた
「グスッ・・・ごめんなさい」
「・・・」
やっぱり怒ってるよね
「付き合ってたのは芹葉さん。自分の意思だったんですか」
私は大きく首を横に振る
「ちがう。私が本当に好きなのは・・・黎君だけだから」
こんな時しか本音なんて言えないよ