*iinazuke~婚約者~*【完】
「キス・・・したんですね」
「・・・うん」
「どこに??」
唇
そんなことを言う前に私が泣き崩れてしまった
「・・・」
「黒崎め・・・」
たぶん黎君は理解してくれたんだと思う
北斗にキスされた場所
「ごめんなさい。私が気を抜いてたから」
「いや、芹葉さんはわるくない。」
すると黎君はジーっと私を見つめる
「??」
「今日黒崎と会ったことや、5日分。全部忘れさせてやるよ」
「え?」
そしてゆっくりと、少し戸惑いながら
唇が重なる
黎君との初めてのキス。
やさしいキスから急に深くなったり
私を困らせようとするキス
黎君。十分癒されたよ