運命 桜散る頃に
「あたし怜斗の事諦めるから」


別れ際に霧恵はそう言った


今度は悲しそうにではなくいつもどうり明るかった


「え 霧恵さん?
どうして急に?」


そんな霧恵に満咲は戸惑った


自分の所為だと思った


「ん~なんかもう どうでもよくなっちゃった」


霧恵は一度伸びをして二人に背を向けた


「後でメールするね~」


満咲にそう言って霧恵は帰って行った
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