運命 桜散る頃に
「あ…じゃぁ昨日休んだのってあたしが悪いよね…ごめん」


語尾のほうが小さくなっていった霧恵に満咲は笑って否定した


「そんなこと無いです すごく楽しかったのでまた誘ってください」


「で…でも……」


「どうせ短い命なんですよ?今まで生きてこられたのが不思議なくらい
それなら残りは楽しく生きたいじゃないですか」
そう言った満咲に霧恵はもう一度ゴメンと言ってうつむいた


「本当に大丈夫ですから 最近霧恵さん謝ってばっかりですよ?」


笑ってたほうが綺麗です、と言った満咲に霧恵は今度はしっかりと満咲の目を見てありがとうと言って微笑んだ

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