運命 桜散る頃に
満咲は教室で担任の話を聞いていた

ふと窓の外を見ると
満咲の好きな桜が見えた


満咲のせきは一番窓側のため桜がよく見えた


その桜を見ながら満咲は先程母に言った言葉を思い出した


おめでとう

その言葉を次に言うのは卒業式だよ


卒業式…か

それまで生きてられるかな…?


無理そうだな

このままじゃ…



そんなことを思っていると外の桜が風に揺らされていた


その風で散った花びらの一枚が満咲の机の上に舞い降りた
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