運命 桜散る頃に
桜散る頃

決意

冬休みも過ぎ去り、もう、後は終わりを迎えるだけとなった


満咲の学校も、今は卒業式に向けて準備を進めているところだった


「あ……蕾」


登校途中に、満咲は桜の木に一つ、蕾を発見して微笑みをもらした


せめて桜が咲くのを見れますように


思うのはそれだけだった


そろそろ満咲の誕生日も近づいていた
< 74 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop