危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~【②】
「俺の彼女だった子なんだけど…」



「でっ?たつやは別れたんだろ?」



「え!?まぁ…一応」



かなり落ち込んでんな!俺も落ち込んで、重森さんにこき使われまくりだったんだけどな。



似てるしな。俺とたつや…昔から、似てたな!俺とたつや。桐生は、仲間外れだぜ!金に荒い男なんてクソ以下だ!



「なら気にすんなって…」



「でも、俺…美紀さんが二股するような人に見えねーんだよ!!」



「でも、桐生が見たんだろ?なら…」



「だけど…さ、俺…好きなんだ。美紀さんの事…」



たつやの真剣な表情は、久しぶりに見た気がした。一応高校の時からのダチで、例の事件の時だって、俺を助けてくれたし。



なんとかしてやりたい。だけど、二股だけは死んでも無理。もし、二股を許したら、麻美の事も許す事になっちまうから。
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