危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~【②】
バキュンバキュン



拳銃を構え男が連射してくるが、俺達には当たるところか、かすりもしない。



「もしかして射撃で、的に当たったことないだろ!」



「バカ当たるじゃなくて、あたるだろ!?なんでもかんでも、漢字にすんな!!拳銃なんて懸賞で当たるはずないだろ!!」



こんだけ、突っ込み出来る気力があるなら、巳艶も大丈夫だろうな。



「ミツヤンのアンポンタン!皆の前で、バラさなくても良いじゃん!」



「なら、どこが良いんだよ!」



「え?例えば、真っ黒いトンネルの中とか?」



「は!?トンネル!?」



「うん!だって、トンネルだったら、誰も居ないじゃん」



突っ込み所が多すぎるよ…な…



「いい加減にしろ!今は、この状況だけ考えてろ!!」



二人に拳骨を食らわせながら言うと、眉間に皺を寄せながら若菜が俺を指差す。



「っ…赤茶には言われたな~い!」



「……」



もうイヤなんだけどこいつ…



「いい加減にやっちまうぜ!?」
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