ウソップ童話
兎は全速力で、木をめがけて行きました。

しかし途中で自動販売機に気づいたのでした。

その日は、とても暑く、とにかく喉が渇いてしょうがない、兎はジュースが飲みたくなったのです。

不覚にも財布を忘れているのに気付いて、自宅に戻る事にしました。

兎は"亀に負けるわけない"と思っていたのです。

そして、兎が家に戻ってる間に、亀はゴールしました。

運動会に亀はでたが、勿論ビリ。

村民も嫌な思いをした。
亀も嫌な思いをして、村長さんも嫌な思いをして、兎も嫌な思いをしました。

勿論、兎も悪い。

村長さんが、平等に物事を決めようとし過ぎた事も悪い。

亀が、どう考えても足が遅いのに真面目くさって、ゴールをしたプライドも悪かったのかもしれません。



誰が一番悪かったのでしょうか?





誰にも・・・・・・・・・わからなかったんだとさ。



〈END〉
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