ウソップ童話
三年坊主
昔々あるところに、怠け者ではない頑張りやさんの小僧がおったそうな。

小僧は、日頃から真面目に働き、一生懸命に生きていました。


しかし、ある時、小僧は村の老人が働き過ぎのため、過労で倒れているのを見つけました。


小僧は、なんとかみんなで、年貢を減らしてもらおうと頼みに行ったんだと。


しかし、頑固で、意地悪な長者どんは、年貢を減らすどころか、増やしてしまいました。


村民達は、やはり無駄だったと、頼み続けて三日目ですぐに諦めた。


そして、さぁすぐに働かねばと、前よりも過酷になった仕事量に追われました。


小僧はというと、それから毎日、諦めずに三年間、雨の日も雪の日も、長者どんを訪ね続けたのでした・・・・・。
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