【短】ハピネス
今の微妙な間は何?


明らかにアタシから目を逸らす都に理由を尋ねようとすると、肩を震わせて、どうやら笑いをこらえているらしい。



アタシと目が合うとこらえきれなくなったらしく、大爆笑。



「なに??どうしたの?」



「鏡見て、鏡。」



ふと思い出して、アタシは慌てて鏡の前に走る。



「あぁ!!やっぱりメイクがぁ…。これはナイかも〜。」



涙で落ちたアイメイクで、真っ黒な涙の跡がくっきり。



「ミヤ、タオル貸して〜。顔洗う~。」



「ついでにシャワーもどうぞ?明日も早いし、もう寝る準備しよ。」



都は苦笑しながらも、落ち込むアタシの頭にバスタオルを載せる。


「大丈夫だって、それでもサヤは可愛いよ。」


「さっき爆笑してたくせに!」
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