【短】ハピネス
「モテ系男子?しかも青春謳歌?多分その人達はそんな言葉使わないし、そんなポーズもしないと思う。」



アタシが冷静にツッコミを入れる前に、やっぱダメ〜?って爆笑している都。



最近、気付いた事がひとつ。



いや、薄々そんな気はしてたけど…、さらにはそういう人を選んでる気もしないでもないけど…、なんでアタシの付き合う人って微妙にキャラが崩壊してるの?



せっかく黙ってたら普通に格好良いのに。



アタシがマニアックと言われる所以は、そこにあるのかも。



「嘘だよ。サヤがいれば、それでいい。」



そう言って、急に立ち止まった都は 、人目も気にせず アタシを抱きしめる。



結局、今日も丸一日ブルーだったけど、都といるとホッとする。



心が平穏を取り戻して、身体はリラックスして、ちゃんと呼吸が出来てる感じ。



アタシを見つめて微笑む都の笑顔に、ココロがキュンてなる。
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