【短】ハピネス
「ミヤってすごいねぇ。」



「何が?プチストーカーなとこが?」



わざと自嘲ぎみに都は言う。



「違うよ。だってアタシがこんな短期間でミヤに対して、親友のヒナと同じ位に気を許してたってことじゃん。ね?すごい!」



「それって男と思ってなかったんじゃないの?」



「…そうかな?」



「そこは嘘でも否定しようよ〜。ヘコむなぁ。」



「ミヤが自分で言ったんじゃん!」



それはそうだけど…とかまだブツブツ言ってる都がおかしくて、笑う。



「ねぇ、そういえばミヤ覚えてる?最初の飲み会。ミヤ自分で誘っておいて全然乗り気じゃなかったよね?」



「サヤ程じゃないけどね。てゆーかあれは人選ミスだろ。俺じゃ女の子に声かけに行くキャラじゃないし。」
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