【短】ハピネス
アタシと都の家は偶然にも隣り駅で、歩いても15分の距離。
都は付き合う前から、帰りが一緒になると当然のように家まで送ってくれる。
いつもの家までの道のりを、今日からは手をつないで歩く。
男の人と手をつなぐのは初めてじゃないのに、都を意識した途端に、何だかやけにドキドキする。
都の顔をチラッと盗み見ては、目が合って、さらに爆発的に心拍数が上がって、慌てて視線を外す。
ちょっと待って、誰よこの乙女ちゃんキャラ〜?って一人ツッコミを入れてみても、やっぱり心臓は煩い。
対する都はさっきまでとはうって変わって、すっかりいつも通り。
むしろ横顔には、年上の余裕すら浮かんでいる気さえする。
そして、あっと言う間にマンションの前に到着。
「じゃあ、家着いたらまた連絡するから。」
あっさり言う都に、帰っちゃうの…?って思いつつも、言葉を飲み込む。
「うん。じゃあ、ミヤくんも気をつけてね?」
都は付き合う前から、帰りが一緒になると当然のように家まで送ってくれる。
いつもの家までの道のりを、今日からは手をつないで歩く。
男の人と手をつなぐのは初めてじゃないのに、都を意識した途端に、何だかやけにドキドキする。
都の顔をチラッと盗み見ては、目が合って、さらに爆発的に心拍数が上がって、慌てて視線を外す。
ちょっと待って、誰よこの乙女ちゃんキャラ〜?って一人ツッコミを入れてみても、やっぱり心臓は煩い。
対する都はさっきまでとはうって変わって、すっかりいつも通り。
むしろ横顔には、年上の余裕すら浮かんでいる気さえする。
そして、あっと言う間にマンションの前に到着。
「じゃあ、家着いたらまた連絡するから。」
あっさり言う都に、帰っちゃうの…?って思いつつも、言葉を飲み込む。
「うん。じゃあ、ミヤくんも気をつけてね?」