【短】ハピネス

…ねぇ、それってどーゆー意味？聞こうとして、視線がぶつかった瞬間に、キスで唇を塞がれる。


「ユキ…？」



「サヤが好き。俺とまた、付き合ってくれる？」



展開に、ついていけない。



ユキが、アタシを好き？


なんてリアルな妄想なんだろう…思考回路は、完全にショート気味。



妄想の中で裕紀は喋り続ける。



「さっき、サヤが俺はもう関係ないって言っただろ？そう仕向けたのは俺なのに、何か、すごくショックだった。でも、それで気付いたんだ。見ないフリで逃げてたけど、もう自分の気持ちは誤魔化せないって。」