ずっと片想い〜先生…あなたに〜
「サユ?」


写真を見つめたまま何も言わない先生に顔を覗きこまれた。


「先生、あの…」ガチャっ!

「うわっ!先生と紗由いんじゃん!ビックリしたぁ。」

オイオイ…。こっちの台詞だっての!


「幹太ぁ、ノックしろよ!俺とサユが取り込み中だったらどうすんだよ。なぁ?サユぅ?」


バシっ!!


「何て事言ってんの?エロ教師!」


「うわっ!紗由、先生叩くなよぉ。お前もう帰るんだろ?マック付き合ってぇー。腹減って家まで帰れそうにないし。先生、紗由借りますよー?」


「おぉ、貸してやるよ。大事なサユを貸してやるんだから、ちゃんと家まで送り届けてくれよ?一応、女の子なんだから。」


一応って何だ、一応って!

でも

「大事なサユ」

この言葉に免じて、ここは大人しく聞き流しておこう。








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