ずっと片想い〜先生…あなたに〜
ダム…ダム……
シュッ……ザッ………


バスケットボールがゴールネットを揺らす音が好き。
この音を聞くと落ち着くんだ。


シュッ…… ゴンっ!

あら、外しちゃった。


ダンダン………コロコロ………


ボールが転がってく先には神谷真。

トン…

「いてぇ!」

そんな大袈裟なぁ…。
かかとにチョット当たっただけじゃん。



「すみませぇん、大丈夫ですかぁ?」


「大丈夫な訳ないだろぅ!どうしてくれんだ!」


「ぷっ…。大袈裟すぎ!ごめんね?」


ポンっ…

先生が私にパスをした。


「ありがと。」



「お前いつも最後の1人になるまでシュート打ってんのな。バスケ本当に好きなんだな。

……それとも、幹太を待ってんの?」



「幹太?待つ訳ないじゃん!」



「そっかぁ、お前さ元気ない時よくシュート打ってるよな。」


え?


きっと誰もわかってなんていないよ。


先生は気付いてくれてた?








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