ずっと片想い〜先生…あなたに〜
「先生もう帰るの?」

まだ18:00過ぎ。
いつもより帰るの早い。

「あぁ、お前もたまには早く帰れよ。」

手を振りながら帰ってく先生…。


家に帰って、先生の顔からパパ・旦那さんの顔になるんだね。

私は知らない顔…。
見る事のできない顔…。


先生が体育館を後にして30分が過ぎた時、凄い勢いでユニフォーム姿の幹太が飛び込んで来た。


「紗由!神谷知らねぇ?」

「さっき帰ったよー。」


「うわぁー!やべぇ!これ今日までに生徒指導の渡部に提出なんだけど。」

そう言いながら私に差し出してきたのは1枚の紙。


「ふーん、で、なんで神谷?」


「神谷の印鑑がいるんだよ!前の委員会の時に…って説明は後だ!神谷の印鑑ー!!」








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