ずっと片想い〜先生…あなたに〜
幹太は空を見上げて溜め息を一つ…。


何も言わなくなった幹太の横で私も何も言わずにただ流れる雲を見る。



ブーブーブー

ガバッ!!

2人同時に起き上がり、
制服のポケットから携帯を取り出す。


「俺じゃねーし。」


そう、震えているのは私の携帯…。


着信中 神谷真


ブーブーブー
ブーブーブー


「紗由?出ねぇの?」


「……出るよ。」


出たいけど…。

横には幹太。

気まずい…。







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