ずっと片想い〜先生…あなたに〜
私は電話を一方的に切って先生の待ってる体育館横のベンチに走った。


急に走りだした私に驚く幹太達の横を通り抜け、


自販機前に集まった生徒の間を掻き分けて、


体育館へと続く渡り廊下も誰かにぶつかっても止まることなく走った。


バンっ!

体育館のドアを乱暴に開けて、昼休みにバスケットしてる男子生徒の横を走り抜ける。


ハァハァ…。
このドアの向こうにいる…。


神谷真…。








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