ずっと片想い〜先生…あなたに〜

「避けてないよ？
俺はサユの事を避けたりなんてしない。昨日はチョット職員室に呼ばれてたんだよ。」


そうか…。
また私チャイムが鳴ると同時に教室飛び出してきたもんなぁ。


「サユの事だから走ってくると思って、俺も用事が終わったら急いで戻ったんだ。そしたらさ、お前が泣いてて…、幹太と抱き合って…、手を繋いで行っちゃったろ？」


「抱き合ってなんかないよ？」


「サユが泣いてるの見て、走って行こうとしたんだ。でも幹太の方が早くて…。2人見てて思ったんだ。
お前と幹太が付き合ったら凄ぇお似合いなんじゃないかなって。」