ずっと片想い〜先生…あなたに〜
―――――
――――――――…。

「はぁ…。
ありがとね?幹太。」


「いいって、俺って暇人でお前の彼氏だし?
なんてな……。
俺は紗由が困った時にはいつでも飛んでくよ。」


「ありがとっ。
本当に幹太は困った時にいつも来てくれるね。」


「これからも絶対行ってやるよ。
俺が助けてやるから。」


「ありがと、幹太に彼女が出来るまではお願いしよっかな。」


「彼女なんていらねーよ。面倒だしな。」


ニカって笑う幹太。

この笑顔…好きだなぁ。
人を幸せにする笑顔…。



「幹太…。
私ね、まだ先生の事が好き。きっとずっと好きだと思う。もう二度と口には出さないけど、好きでいる事も駄目かなぁ…。」


「紗由は俺が何て言ってもアイツの事を好きでいるよ。傷付いた時には俺ん所に来い。俺が幸せにしてやるからな!」


プッ……。


あんまりにも真剣な顔して幹太が言うから…。

笑っちゃったよ…。








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