ずっと片想い〜先生…あなたに〜
「いいよ。話そう?
戻って来るかもしれないって思ってた。ハイ…。」

コトっ…。

先生の座ってた机の上に置かれたのは

“ホットレモンティー”


「覚えててくれたんだ…。レモンティー…。」


「当たり前だろ?
サユの好きな物は覚えてるよ。」


「ありがと…。」

駄目だなぁ…私。

こんな事でも嬉しすぎて感動しちゃうよ…。


「あ…、おめでとう。
推薦入試合格したんだってな。」


「ありがと…。」

合格の知らせを聞い時、
嬉しかった。

でも、悲しかったよ。
だって…。

先生の居るこの高校に、
先生の住むこの土地にサヨナラしないといけないから。

先生と私を繋ぐものが何も無くなるから…。

今は気まずくても…

避けられても…

避けてても…


学校に来れば毎日会えたから…。








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