ずっと片想い〜先生…あなたに〜
「県外に行って親元離れたからって無茶すんなよ?」

「しないよ。」


「サユが高校卒業して居なくなるのなんて、ずっと先の事だと思ってたのにな…。もうすぐだな…。」


「寂しい?」


先生は優しく笑っただけで答えてくれなかった。


「ね、先生?
私はね、この高校が大好きなんだぁ。
入学した時は不安もあったけど…、大切な友達も出来て、それに…先生にも会えた。
ここに来てなかったら友達にも先生にも会えてないもんね。」


先生は私の顔をずっと見てた…。


「先生に会えて…、先生を好きになって良かった。
私は、きっと先生の事…ずっと好きでいる。
先生…ありがとね。」




先生が泣いてたんだ…。









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