ずっと片想い〜先生…あなたに〜
先生には奥さんと子供の待ってる家がある。

帰るべき場所があるんだ。

私が好きだって言っても、こっちを見てくれる事はないんだ。


わかってた…。

先生を好きだと気付いたときから、わかってた…。


だから学校に居る時だけは、先生にとって一番近い存在でいたかった。


先生と電話するようになって家での先生も少しでいいから長く私との時間を持って欲しくて。


先生と電話した後ね、嬉しさの後に必ず寂しい気持ちが押し寄せてきてたんだよ。

こんな事しても、最後に辛いのは自分なのに…。


そう思う自分が居た。


先生はきっと、私と電話するのに深い意味なんてないんだ。


私は…、
やっぱり自分から先生に電話できない。








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