ずっと片想い〜先生…あなたに〜
幹太の家が見えてきた頃、また幹太が言った。


「俺、例え皆は反対しても紗由が好きだってんなら応援する。俺は絶対お前の味方だから。

でも同じ男として、他に大切なモノがあるのに、紗由にもいい顔してる奴で本当にいいの?」



「……………。

いい顔なんてしてないよ。私の事なんとも思ってないだろうし。」



「そっか…。
……………帰ろっか!」


「うん…。」



幹太、私が好きな人が誰だかわかってたんでしょ?


何も聞かないでくれてありがとう。








< 60 / 278 >

この作品をシェア

pagetop