ずっと片想い〜先生…あなたに〜
先生は少し考えたような顔をして言った。


「サユ。お前まだ17だぞ?こんなオヤジ好きとか言ってないで周りをよく見てみろ。もっといい奴がいるだろう?」


「私は先生がいい。
先生が好きなの。
もっといい奴がいてもいなくても関係ない、私は先生が好きなの。」


「ハハハ。
サユは可愛いな。
可愛い生徒に好きって言われたら嬉しいよ。」


生徒…。
こんなに真剣な好きも伝わらない。


私は先生としてじゃなく

“男の人”

として好き。


でも先生は…?



私の『好き』で既に困らせてる?
だからあぁ言うの?





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