ずっと片想い〜先生…あなたに〜
先生は

“俺の事好きなんだから”
そう思ってる。

昨日の電話でよく解った。

だからね

私から少しばかりの反抗……。


まぁ、私が誰の看病しようが興味ないよね…。


先生の横を通りすぎてドアに手をかけた時。


「幹太、お前が看病してやらなきゃいけない位にひどいの?」


背後からの言葉に嬉しさが込み上げてきた。


“幹太によろしくな!”

とか言われたら、立ち直れなかったかも…。


興味持ってくれてる?


あ、もしかして私にじゃなく幹太の病状に?


「朝は39度あったから薬は飲ませたけど、幹太一人だから、下がってなかったら病院連れてくよ。」


「連れてくってサユも自転車だろ?行くなら電話しろ!連れてってやるから。」

「ありがと。」


ドアを開けて一歩踏み出した時、


「サユ!お前に好きって言われて迷惑なんて思ってないから。」


そう言ってくれた。


好きでいてもいいの?

好きって言ってもいいの?



言われなくても好きで居続けるけど、嬉しいよ先生。








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