ずっと片想い〜先生…あなたに〜
トン…トン…

階段を上がり幹太の部屋に入る。

ベッドの上には案外元気そうな幹太。

私は来る途中で買ったお菓子やジュースを布団の上にバラ撒いた。


「幹太、熱は?」


「さっき計ったら37度だった。もう平気!」

そう言ってニカッて笑う幹太。

幹太はニコッとかじゃないんだよね、ニカッなんだよね。


幹太の笑顔は
人を温かい気持ちにする。

太陽のような笑顔。







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