ずっと片想い〜先生…あなたに〜
少し静かな所に移動して先生に電話をする。


冬休みの初日以来、
先生には会う事もなく、
電話もしてなかったから少し緊張。


プルルル…。プルルル…。


『はい。』



「あ、ごめんね。電話くれてたでしょ?」


『あぁ、今、実家に帰ってんだよ。実家って凄ぇ田舎なんだけど…。めちゃくちゃ星が綺麗なんだ。お前は今どこ?星見える?』


先生、酔ってる…?


「星、見えないや。
明る過ぎるのかな。
今、奈保達と遊園地にいるよ。カウントダウン…。」

いつもなら幹太達って言うのに、奈保達って言っちゃった。


『奈保と二人?幹太も居る?ってカウントダウンって泊まりか?』


「うん。いつもの4人で泊まり…。」


『泊りは駄目って…。
いや何でもない。
はぁ…サユ…。俺がそこに行ったら一緒に寝てくれる?』


…はい?
………はい?


何を言ってんの?


イッショニネテクレル?


はい!寝ますとも!


寝させていただきます!







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