ずっと片想い〜先生…あなたに〜
っ!!

「おいっ!
さっきから何度も呼んでんのに、無視して歩くな!」

凄い勢いで無理矢理肩を掴まれ振り向かされた。


「うわっ!幹太ぁ!」


「お前…。
どんだけ俺が走り回ったか…。」


「ごめん、ごめんね。」


やっぱり誰かに呼ばれた気がしたのは幹太が私の名前を呼んだから。


幹太は後ろ姿しか見えない私を、何度も名前を呼んで振り向かせようとしたらしい。なのに私は振り向かずに歩き続けた…。


服は同じなのに振り向かないし!

人違いか?
そう思ったらしい。


マジで恥ずかしかったって顔を真っ赤にした幹太。

ありがとうね。


いつも困ってる時に現れるのは幹太だね。


幹太…。良い奴っ!







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