先輩彼女

先輩が私の事好き?
それはホント?
夢の続きじゃない?


「先輩、ホント?」

「ホントだよ。」

「私、夢見てるのかなぁ?これは夢の続き?」

「違うよ。現実」

さっきよりも強く
手を握ってきた。

「片山には好きな人がいて

こんな事言われて迷惑なのは分かっている。

だけど、俺片山がど-しても好きだから、告っちゃった。

自分勝手でごめんな?」

先輩が自分の気持ちを打ち明けてくれた

私も、言わなきゃ…

「先輩、私の好きな人誰だかわかりました?」

急に話題が変わり
先輩がきょとん
としている。

「いや、分かんなかった」

「先輩のよく知ってる人です。灯台下暗しって感じかな?物凄く近い人」

「ン-…
小笠原?」

「違います。」

「誰?兄貴?」

!?!?!?

「違います!!あった事無いですから。」

先輩、お兄ちゃんいたンだ。

「分かんない。
もう教えて?
俺、そいつ目標にして
頑張るから。」

「目標?先輩、目標にする必要ありませんよ?」

「へっ?」


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