先輩彼女

「だって………
先輩だもん………」

先輩は頭がついていかないみたいに
眉間にシワを寄せてる

「なん……て?」

「だから、私が好きな人は他の誰でもなく、先輩です!!」

言っちゃったよ
超はずいし
絶対顔赤いよ?

下向いたらバレ無いよね?

髪で隠れるし…

「まぢで?」

「まぢです。」

「ぢゃあ俺達両思い?」

「先輩が私の事好きなら」

「まぢ好き!!
俺と付き合って下さい」

涙がじわっと
浮かんできた…

「は………い。」

「今から俺の彼女な?」

「先輩は私の彼氏?」

「そう。とりあえず、送るよ。」

「うん。ありがとうございます。」

「あっ敬語無しな?

でも部活中は敬語で!!

付き合ってるってバレたら面倒だから

意外と新井先生うざいから。

俺が引退するまで内緒の付き合いだけど

ごめんな?」

「全然、平気です。」

「それも何か寂しいは…」
「えっ、ごめんなさい」

「敬語-!!
今部活中ぢゃ無いンだけど?」

「…………」

「ごめん。まぁ、徐々になれていって?
2人の時は日向って呼ぶ

日向も俺の事名前で呼んでね?」

「うん。わかった。」

「ぢゃあまた明日。」


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