先輩彼女


てかそろそろ
まぢで入ろ?

しびれを切らした俺が
再度声をかけた

今回は気づいたみたい

びっくりした顔で振り返られた…

俺は思わずドキッとした

振り向いて真っ正面から見るその子は

驚く程の美少女だったからだ

初めてみた…

こんな綺麗な子いるンだな

芸能界に行っても騒ぎ立てられるタイプだな

とか思ってたら

その子が教室のドアを開けた

そこには
見慣れた顔があった

上戸達也<ウエトタツヤ>

中学3年間クラスが一緒だったやつ

そしてまた一緒………

ここまで来たら何かキモいな。

運命の赤い糸だな。

こんな事考えてる俺ってかなりキモいかも。

俺は達也に近づいた

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