先輩彼女

奥に行くと
１年生がいた。

｢ここ使っていいかなぁ？｣

｢えっ？いいよ!!｣

そう言って笑いかけてきてくれたのは
物腰柔らかそうな女の子だった

｢ありがとう｣

｢片山日向ちゃんだよね？｣

ど-して名前知ってるの？

｢う、うん………｣

｢噂通りだね!!
超可愛い～!!｣

そう言って抱きついてきた∑

何が起こってるのか
理解するのに時間がかかった……

｢あっごめんね？
急に抱きついちゃって｣

ホントだよ
まさかのあっち系!?

｢私は１年４組の
辰巳菜穂<ﾀﾂﾐﾅﾎ>
宜しくね!!
噂ってのは日向ちゃんがめっちゃ可愛いって事｣

どっからそんな噂が∑
はぁぁぁ～

｢ちゃんいらないよ
呼び捨てでいいから｣

｢分かった。私も菜穂でいいから｣

｢うん。
てかそろそろ体育館行かないとヤバいよね？｣

｢まぢだっ
すっかり話しこんぢゃったね…
日向着替え終わったし
行きますか？｣

｢うん。待たせてごめんね!!｣