先輩彼女

私はその言葉によって
動き始めた。

ゴールに向かって…
でも毎度の事
澤田先輩がすぐに私の目の前にくる

私の今の位置はだいたい3ポイントラインぐらい

これだったらいける!!

私はボールを投げた

澤田先輩が阻止しようとしたが、ギリギリで届かない。

私の放ったボールはきれいにシュートされた。

ピー

終わりの合図

やった遂に
遂にカットできた!!

「日向ぁ~~~」

うぐっ
麻美先輩が抱きついてきた∑

「ぜん゙ばぁ゙~い゙
ぐるぢぃでづ」

「ごめんごめん!!
つい興奮しちゃって
あの澤田のパスをカットしたンだからね!!」

私も感動…

「頑張りましたから」

「今日はこれで終わる
日向は少し残れ」

新井先生が言った。

何故に私?

「日向、今日はナイスプレイだった。
部活以外に練習したンだろ?」

流石、顧問だ…

「はい、毎日昼休みに少し」

「毎日!?
1人でか?」

「いえ、時々仁も一緒でした。」

「そうか。まさかとは思うが言っとく…
部内恋愛禁止だぞ。」

えっ?

「練習に集中できなくなるからなぁ。
分かったか?」

「はい。ぢゃあ失礼します。」

部内恋愛禁止………
何それっ!!

私、そんなの知らずに澤田先輩に恋しちゃったぢゃ無い!!

青春を奪うなぁ~!!


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