先輩彼女

私は挨拶を返して
貰え無い
事について言った。

「ン-…
色んな人がいるから
一概には言えないけど…
挨拶をされるのが嫌いな人もいるよ?」

嫌いな人………

「でもっ!!ひなちゃんまだそうだと決まった訳ぢゃ無いし…ね!?」

「うん。そ-だね」

私はなるちゃんにこれ以上心配をかけないように

笑ってみせた。

丁度顔を上げたら
食堂の入り口に目がいった…

入り口には
小笠原先輩と澤田先輩

クラスが違うのに
仲良しみたいだ。

挨拶するべき?
でもちょっと遠すぎるかなぁ?

近寄った時にしよっ

私はまた視線をお弁当に戻した。

「ねぇ、ここ座っていいかなぁ?」

急に頭上から声がした

えっ?
顔を上げると………


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