先輩彼女

はぁあああ~

私はとりあえず
テンションが上がる歌を歌った

歌い終わったら
やけにみんなが静か…

もしかして…
音外れてた…?

達也の笑うンぢゃ無かった…

でも私、そんな音痴なはずぢゃ無いんだけどな…

「日向!!超上手い!!
聞きほれた!!」

お世辞はいいよ
麻美先輩…

「片山さんまぢ歌上手いな歌手になれば?」

みんな無理に励まさなくても…

私はマイクを戻し
席に戻った。

「日向、ホント歌上手いね?」

「いいよ。菜穂お世辞は
歌い終わった後の沈黙で十分分かったから」

「日向、ホントだよ?
カラオケで日向絶対高得点でしょ?」

まぁ、そ-だけど

「沈黙って事は
肯定だよね?
ほらね、みんな聞きほれたンだよ」

そ-だとしても恥ずかしいよ

「菜穂、ちょっと外の空気すってくる」

「もう、日向~」


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