泡沫
あなたの「さよなら」が
私を追い立てるの
いつだって私だけを
見てくれたあなたなのに
私は気付かないふりして
優しさに甘えてたの
淋しい時は会いたくて
悲しい時も会いたくて
嬉しい時は誰よりも
あなたに会いたいのに
私がその手を離した
優しくなんてできない
「特別」なんて言えない
心と唇が喧嘩をする
あなたの傷ついた顔が
私の胸を締め付けた
だから私は消えるの
あなたの前から
あなたの世界から
苦しむあなたは見たくない
あなたが作った世界から
消えることは簡単で
ただ一言、云えばいい
「さようなら」
そうすれば、ほらね
あなたは傷ついた顔で
笑顔作ってこう言うの
「さよなら、幸せになれよ」