ずっと心に
「なぁケン、運命って信じるか?」


いつもの剛とは違い顔が真剣だ。


ぼんやり煙草の煙を見ながら
剛は言った。


「俺、削除プログラムに選ばれたんだ」


ゴゥーッ
強い風が吹いた



でもその言葉は飛ばされることなく






心に刺さった。
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