君のとなり ~星は見えない~
 



ホテルをでれば、真っ暗闇に光るネオン


星なんて、ここじゃ明るすぎて見えない




私はこの街でしかもう生きれない。




ゆっくり踏み出せば、ナンパしてくるお兄さん


ホストのキャッチは、今制服だから寄ってこない



「お姉ちゃん、ひとりー?」

「………」

「そんな綺麗だからそれはないっか。
彼氏さんはどうしたの?」

「………」

「おーい」

「………」



無視してもしても、離れない

面倒なの、本当に、全部



「さすがにオール無視は傷つくんだけど」




苦笑いするお兄さん。
私は思わず顔をあげた。


「…すいません」

「んっ、OK!!じゃねぇ」




………普通に、いいお兄さんだったのかも…


なんか…本当にすいません


 
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