Monochro world
―――――――――――……
「――はい。」
「おう。」
優太をリビングに通し、麦茶を出してあげた。
――てか今日平日やろ…?
優太の制服姿を確認して、私は口を開いた。
「何で来たん?学校は?」
「お前が心配やったから。」
「は?」
反らされていた瞳がこちらを向き、私を捕らえた。
「学校行ったらお前、おらんから心配で来たんや!」
少し怒った瞳に私はクスッと笑った。
「ごめんな?」