Monochro world
「宇美?
宇美のパパとゆうちゃん、どっちと一緒におりたい?」
布団に入って寝る準備をしている宇美に話しかけた。
こんな話しをするなんて、3歳の子には酷すぎると思った。
でも、誰かに答えに近い答えを聞かないと私は前に進めない気がした。
「パパ!」
「え?」
屈託のない笑顔に私は目を細めた。
「パパがおるなら、うみは、パパと一緒におりたい!」
純粋な気持ちなんやろな…。
私は宇美の頭を撫で
「おやすみ。」
と言って電気を消した。
あと5日か…。