Monochro world
「――はよ…。」
「おは……ょ。」
挨拶されたから反射的に返事したら、相手は翔太であった。
ちょっと意外やなぁ…。
もう、話しかけてなんてくれへんと思てたから。
正直、ビックリ。
「澪?…澪ちゃーん?」
「ん?何?」
少し心配そうな表情の佳英に私は笑顔を向けた。
安心させようと向けた笑顔やったけど、逆効果やったかな?
「大丈夫やな――!」
「お二人さんおはよー!」
私らの会話をブった切って入ってきたのは優太だった。