Monochro world
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「お父さん!お母さん!
早よ来てや!」
「宇美!はしゃきすぎ!」
「もう!
2人とも遅い!」
宇美は私らの手を握り、引っ張るように前に進んだ。
その顔はキラッキラの笑顔を浮かべていた。
――私はたくさん遠回りをした。
たくさん傷つけた。
だからその分笑うんだ。
宇美と
優太と
私
3人で。
「ありがとう。」
私は幸せです。
END.